エッセイ「大事な何か」 特別章 つれづれ

< お受験 >

 

 例の音羽の事件の背景には、お受験があったとか…。
犯人が同え年の娘を持つ顔見知りの母親というのにも驚きましたが、さらにその一因が「お受験」と聞いてまたビックリしました。
今回のケースは特異で、遺体を実家に埋めたり穴を手で掘ったりなどかなり異常なのでしょうけど、事件とは全く切り離して「お受験」における心理環境・価値観というものを、私も少しは知っています。


 ウチの母校もお受験で有名な付属小があり、その風土はなかなか強烈です。
私などは高校から入ったのですが、「あいつは金持ちじゃない」なんて陰口をたたかれましたからねぇ(笑)
小学校の頃は「あいつんちは金持ちだ」なんて言われてたのにね(^^;
僕はそれで社会の不条理を知りました(爆)


 まぁ、校風はいろいろあっていいと思いますけど、「お受験」自体あまり得策とも思えません。
小学校などは近くの学校に行った方がいいと思いますよ。
電車に乗って行ったりすると近所の子と友だちになれないし、家が近くなら遅くまでいっぱい遊べたりするしネ。
それに第一お金がもったいない(笑)、しかもお金かけた割には温室育ちゆえにたくましくならなかったりしますし。



           

 

 受験とお受験ではだいぶ違います。
私が受験に対して言いたいのは、評価の仕方とかセンター試験での画一的な序列など構造的なあり方であって、試験そのものは公平なものだと思ってます。
でも、小学校受験などは成績や評価などないも同然ですよね、ほんと子供ですから。
ましてや幼稚園受験なんて、子供の方は記憶さえもないでしょう。


 これから少子化が進んで、「大学全入」の時代が来ると言われています。
おそらく受験の比重は、どんどん小さくなっていくでしょう。
そんな下げ基調の受験でこんな事件になって、何とも胸が痛いです。
「3歳からと4歳から入園するのとではステータスが違う。3歳から入る子の親には『ウチの子はエリート』という意識がある」
母校にも内部と外部ってあるけど、まさか3歳と4歳にあるとはねぇ。
はたから見ると、何ともくだらない話なんですけど…。



99/11/28作成

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