エッセイ「大事な何か」 特別章 つれづれ

< 赤ワイン >


 最近はすっかり、体質がワインになってしまいました(^^;
若い頃はワイン飲むと、必ず悪酔いしたんですぅ。
でも、一年ちょっと前ものすごくおいしい赤ワイン飲んで以来、お酒ではワインが一番好きになりました。
そうそう、ワイン歴はちょうどパソコン歴と同じくらいかな(^^


 去年の3月、イベントということで高級な仏料理店に行ったのですね。
西麻布にある「クイーンアリス」といって、シェフの方が道場六三郎の前の鉄人だったんですって。
そこで飲んだブルゴーニュの「ニュイ・サン・ジョルジュ85年」、これがほんとすごかった!
その時の気分は、これまでの「酔い」とはまるで違うものだったのです。


 あの何とも言えないブルーチーズのような香りに誘われる甘美の世界。
ただ「酔っ払っていい気持ち」ってんじゃなく、もうほんと「幸せっ」って感じ、その心地良さはまるで天国にいるような、そう、まさに至福感!
「仏文化の行き着いた先が、結局ワイン!」というのが分かる気がしちゃった。
あの至福感があれば、哲学だの芸術だのなんてどうでもよくなっちゃうような感じだもんなぁ。






 でも、その至福感もあまり得られないみたい・・・(^^;
実は今年もまたアリスに行って(高いからめったに行けない)、85年がなかったから同レベルという78年を飲んだんだけど、いまいちだったし。
その後「あの気分をもう一度」ということで、いろいろ飲んだんですよぉ。
5大シャトーのラフィットロートシルト、ラトゥール、オーブリオン、ムートンロートシルト(失楽園で有名なマルゴーは高いからなかなか飲めん!)。
だけど、どうもあの気分にはならないんだよなぁ(まぁ、若いやつだけどネ)


 あの至福感を得るには、料理との相性も多分に大きそうですねぇ。
もちろんワインのビンテージ等の条件もありますが。
いつの日か極上のやつを飲れば、それを勝るような心地よさが味わえるかな?
その楽しみを追い求めていくのも、なんか一生の趣味になりそう…。
でもいくら至福感といっても、僕は「人生の答えがワイン!」にはならないです
よぉ(^^



99/6/28作成

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