エッセイ「大事な何か」 特別章 つれづれ

< 大丈夫?、通信傍受法・・ >


 通信傍受法が衆院を通過したって、ご存じですか?
僕はあまりTV見なくて、新聞も日経しか読んでないからよく知らなかった
んですが(日経にはそれに関する記事が出てなかった)、これはとっても恐くないですかぁ?
だって、普段しゃべってる電話や皆さんとやり取りしてるメールを盗み見てもいい、というのですから・・・。


 たまたま先々週の「ザ・スクープ」(土曜の深夜だから6,12OA分かな)
見たんですけど、それによると「重大な犯罪の容疑者の通信を立合人の元で傍受できる」とのこと、その容疑者に関係する人間の通信は、全て傍受できます。
つまり、その犯罪と全く無関係な知り合いの電話も、聴けるわけです。
その解釈ですと、ほとんどの人間に適応させることができてしまいます。


 しかも、関係ない話題の盗聴をストップできる立会人というのは、電話を聴けないのです。
すなわち、警察官が何を聴いているのか分からないわけですから、ストップさせることは事実上不可能、まさに飾りだけ状態。
過去、特例的に実施された通信傍受の時も、立会人(NTTのただの職員でしかも何も知らされてなかった)はそこに座らされていただけでした。
しかもその際の盗聴には、「記録テープに編集の跡がある」という指摘が、後に弁護士によって明らかにされています。






 警察の「犯罪防止に必要な処置だ」と言うのも分かります。
実際、暴力団や過激派、サリン教団など多大に生活を脅かす恐れのある組織に対するためには、有効かも知れません。
でも、日常的に「盗聴されてる」という不安・不信心理によって、社会の活力が失われる方が、より巨大なマイナスとなる気がします。
その不安・不信によって、積極性や自発性にブレーキがかかったり、その管理からくる閉塞感から社会が陰湿にならないでしょうか。


 法案に賛成した議員の方は、どのくらい分かっておられるのでしょう。
犯罪防止なら、私は「罰則強化」でいいと思います。
全ての者を管理して防ごうとする「事前管理」でなく、罪を犯した者に対して重い罰で報いる「事後罰則」。
罪を犯した者が罰を受けるのは誰もが納得できると思うし、重い罰は犯罪の抑止力にもなると思うのですが・・・。



99/6/21作成

ぜひ一言!アンケート

Copyright © 1998-2000 Arty