エッセイ「大事な何か」
第4章 意志 第6項 意志

< 超 人 >

 

 進化した人間というのはどういう存在なのでしょうね?
30世紀くらいの人類、いえ、今かなり時代の流れが速いから自分より5代くらい後の子孫でもいいかな。
きっと、愛にあふれた生命体になっていると思うんです。
意識って成長していくし、成長すればそれだけ愛が大きくなりますから。


 何事にも調和し、在るがままに生きる存在…。
我が引っ込み、奪い合いでなく分かち合う心でいっぱいだから争いもなく…
そして、森羅万象に思いをはせ、その感動に抱かれて生きるような…。
だけどもう、地上にはそんな意識を持った生命体がいるのかも知れません。
イルカなどは、すでにそういう生き物かもしれませんね。


 彼らが自然を破壊したり他の生物を絶滅させたりしないのは、すでに自然との調和を認識している、進んだ意識の持ち主だからではないですか?
たしかに人間は高い知性を持つに至りましたが、知性そのものは人を幸せにするための道具であって、自らを滅ぼす恐れさえあるものだし。
水の中とは心理学でいう潜在意識の世界、彼らは潜在意識を含めた意識の海を自由に泳ぎ回り、すでにジャック・マイヨールのいう「大宇宙の生命とつながる無限の感動に抱かれて生きて」いたりするのではないでしょうか。



 

 そんな生物に、自分勝手で攻撃的な種族が自分たちの論理だけで侵攻してきて、さらに環境まで破壊してきたらどうなるでしょう。
その未熟な種族は彼らの意識の高さなどまったく理解できず、力まかせに彼らを支配するのです。
それなのに、すでに高い意識で愛に満ちている彼らは、それさえも受け入れようとしてしまう・・・。
うーん、これじゃいけない、なんとかしたいのだけど。。



 人が進化した人類「超人」になるには、まだ時間がかかるのでしょうね。
私なぞもこの一生のうちに、そんな意識を持つに至るとは到底思えないし。
でもきっと世界はそういう方向に進むだろうし、現代はこれまで以上に速いスピードで歴史を刻んでいるような感じだから、どうなるのか楽しみです。
でもでも、間違った方向には行ってほしくないですよね。



 

99/8/25作成

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