エッセイ「大事な何か」 第4章 意志 第3項 心理

< 本 能 >


 ♪約束はっ、いるぁ〜ないわー♪、って椎名林檎の「本能」。
いいよねぇ(^^、ということで、、本日のお題は「本能」(笑)
本能…、それは人が元から持っている原始的な衝動…。
全ての人間に共通する感覚、とも言えますよね。
「食べたい」「寝たい」「交わりたい」なんて事は、誰もが思う事ですから。


 でも、私は本能はそんなに大事だと思ってません。
人は誰しも「私」というものを持ってますよね。
では動物はどうでしょう。。犬・猫をお飼いの方はよくお分かりでしょうけど、動物にも「私」はありますよね。
高い思考能力はないですけど、判断してる意識はあるわけですし。


 じゃ植物は?、、動物のような意識はないですよね。
しかし生きています。日光を求めて伸び、さまざまな手段で種子をまき、というような生きようとする意志は確かに有しています。
それは、動物よりももっと濃い、純粋な「本能」と言えるかもしれません。
もし、、「本能」が大事だとしたら、純粋なる本能を持つ植物で充分なわけで、「私」が発生する必要はないではありませんか。。







 植物や動物よりも進化した生命体である、ということに、意味があると思うんです。
「私」というものが存在していることに、意義があると思うんです。
そして「私」が本能よりも満足を感じることがある、ということは、それは生命にとって重大な方向性があると思うんです。



 「本能」とは、誰しもに共通する感覚・価値観。。
しかしそれは「真実」ではないように思います。
「真実」とは原始的な意志でなく、進化した「私」が感じられる根源的な意志。
といってもね、本能は甘美だから、ついそっちを求めちゃうけどね(^^;




2000/3/23作成

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