エッセイ「大事な何か」 第3章 社会 第1項 文化

< 競争について >

 

 みなさまは「競争」について、どうお考えですかぁ?
私は基本的に、競争というものに好意的です。
それは、競争することで怠惰な自分が押さえられ頑張れたりしますし、それに人には差異があるのに「みんな同じ」というのは、返って気味が悪いし。
ただ重要に思うのは、競争は一つではないということではないでしょうか。


 アメリカが「ほんとすごいなァ」と思うのは、競争の仕方が無数にあるという事です。
それは、人の数だけ(つまり自分のやり方で)あると言えるほどに思います。
マイクロソフトに代表される米国の新興企業、あるいは産業自体の新しい台頭というのは、まさにその競争のスタイルにある気がしてなりません。


 日本の競争で良くないと思うのは、その競争が一つだということ。
大学は全国にあるのに、入試は全国みんな同じのテストというように…。
そして、何より不快感を覚える相対評価。
だってそれは、「たとえ勉強していい点を取っても、平均より低ければ全く評価されない」というものなのですから。
(中学の時、音楽で中間・期末が95点・96点だったのに10段階で6だったということがある。ま、これは生活態度とかも含まれるからいいけどネ^^)


 

 大事なのは順位ではなく、学習度であるはず。
それだったら、「できた者にわざわざ無理難題を吹っかけて無理やり順位をつける」などではなく、「できた者はみんな評価する」という絶対評価が本当だ思うのです。
日本の受験は順位を付けるのが目的だから、学校に合格できたらもうそこで終わってしまう…、詰め込みの反動でやる気など失ってしまう。
でも、学生などは人生はこれから始まる…、そこからが大事なのだから。



 米国は本当に「競争主体」ですから、とても大変な環境です。
でも日本というのは、歴史的・文化的に周りと協調する「和」ですから、それほど競争から生じる弊害などは、米国ほど大きくならない気がします。
少なくとも、共通試験・相対評価が生む「閉塞感」「無気力」より、ずっといいと思うのですが(^^



99/10/30作成

ぜひ一言!アンケート

Copyright © 1998-2000 Arty