エッセイ「大事な何か」 第1章 人生 第2項 感性

< 人それぞれ >


 私は「絶対的な価値観というものがある」と思ってたりします。
普遍的で人が誰しもそう感ずる感覚・価値観というものが…。

そう感じさせられてならないが為に、読書嫌いなのにも関わらず(^^;、文章なぞを書いてます。

だけど同時にそこに、正しくない側面も感じます。


 なぜなら、人の感覚はそれぞれですから!
それは決して強制されるものでなく、その人の感覚こそが本当のもの。
たとえ「正しい」ことでも、それを押しつけられた時点で「自分」は軽視されたことになりますよね。
それは本当じゃない!、何よりまず大事なのは、その人の「自分」だと思うんです。


 「自分」というものが軽視されたり尊重されなかったりすると、とても失望感を覚えます。
この人は「存在」というものの偉大さ・神秘さをまるで分かってないって。。
だから、自分がされたら嫌なように、自分も誰かに押し付けたくないし、自分がそうしてもらいたいように、自分もその人を何より尊重したい。






 「人それぞれ」が本当だと言うと、初めの「絶対的な価値観」と矛盾するようですが、そんなこともないんじゃないかな?
人それぞれ価値観は違うのですけど、お互いが相手を尊重する境地に達した時、それはすなわち「存在」というものの偉大さを実感する時…。
その時の価値観というのは、おそらくどんな人間でも全く同じもの・同じ感動を味わうと思うんです。


 感性・価値観は人それぞれ。
自分と合わないからって、相手を批判したり押しつける必要などないって思います。
お互いがお互いを出し合う、という感じでいいんじゃないかな。
それだけでも刺激や影響を受け、自分が何かに気づくきっかけになるのではないでしょうか。



2000/3/6作成

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